パコの世界お散歩日記

旅と写真と山歩きを愛する私のフォト日記。トランピング(NZ流お散歩トレッキング)しながら世界を旅した記録を写真と共にお届けします。「自分らしく、心地よく」生きるトランピングライフを追求しています♪

ニュージーランド 冒険記 ~準備編 渡航一年前~

こんにちは パコです^^

ニュージーランドの ワーキングホリデーに行くにあたって、約1年ほど前から準備に取り掛かりました。私は特にコミュニティなどに参加していなかったため、ほぼ自力で情報集めや準備をしていました。ここでは、私が実際どのような準備をしていたかを書いていきます。
 

 渡航一年前~

  

  ニュージーランドの情報集め

 

 これがまず一番重要で、どんな国でどこの都市に行きたいか、行ったら何をしたいかなどを具体的に突き詰めていきます。その当時はあまりニュージーランドのワーホリに関する書籍はなくインターネットで調べるのが主だったのですが、その中でも私が読んでいたのはまず地球の歩き方 ニュージーランド」。ニュージーランド全域の情報はこちらでだいたい集めました。ワーキングホリデーの情報としては、地球の歩き方「ワーキングホリデー完ペキガイド」。ワーキングホリデーに必要な準備や体験談などが書かれていて、大まかな渡航情報はここでゲットしました。
さらには鈴木真理子さんの「思いっきりニュージーランド!」という本も読んでいました。ニュージーランドにワーホリに行くにあたって最低限知っておいた方がいいこと等ざっくり書かれていて、著者の体験談みたいなものも多く自分の現地での生活をイメージするのに役立ちました。私は現地で車を買おうと思っていたので、車の買い方や長距離移動の交通手段、スーパーやガソリンスタンド、銀行やi site(現地の観光案内所)、車で泊まれるキャンプ場など、行った人にしか分からない情報が満載で良かったです。個人的には彼女のワイルドな生活(?)が自分のスタイルと合っていたので、より参考になりました。現在は改訂版(電子版)も出ているようです(^^)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07CJ6GLNR?tag=suenopage-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

webページでお世話になったのは、
ニュージーランド政府観光局の公式ページ https://www.newzealand.com/jp/
ニュージーランドの歩き方 https://www.arukikata.co.nz/
NZ大好き https://nzdaisuki.com/ 
ニュージーランド留学センター https://newzealand-ryugaku.com/
などを参考にしていました。

 

どの時期に どの場所に行くか?

  1. 時期
    まずはいつ行くのか?からスタートです。それぞれの国にベストシーズンがあると思いますが、ワーホリはだいたい一年間行くと思うので、どの時期に生活をスタートさせ年間を通してのシーズンごとの生活をイメージする必要があります。
    ニュージーランドは南半球で日本と季節が逆なのですが、私は現地の春に合わせて行くことにしました。というのも、私のニュージーランドでのワーホリの目的のひとつに、「トランピング」がありました。山を歩くのであればやはり季節は春から夏なので、ニュージーランドの春(9月~11月)の間に現地入りしようと決め、帰国時も真冬よりは多少トランピングを楽しんでからがいいなぁ…ということで、10月に出国することにしました。また、お金の面で言うと、正当な方法かは分かりませんが、海外転出届をする場合、1月1日時点で日本に住民票がない場合はその年の住民税を払う義務がないということもあり、私はその年度内に渡航しようと思っていました。最初学校に行くのであれば、学校に行っている間は英語に専念した方が無駄がないかなあ?とも思ったのですが、お金の面で言うと帰国してからの経済事情を考慮するとそれがベターでした。だから出国前の年度はいくら稼いでも大丈夫!と思い、狂ったように働きました(笑)もちろん、日本に住所を残していく必要がある場合は別ですが。
    なので私の場合、春のトランピング絶好シーズンに現地入りをし、学校に通いながら友達をつくり、しばらくは旅やトランピングを楽しんで、冬近くにお金がなくなったら仕事をしようかな、というイメージでした。

  2. 場所
    年間計画にあたって、一番迷ったのがこの「どの町でスタートするか?」です。これはどこの学校に行くのか?ということにもなってきます。ニュージーランド中の語学学校を調べましたが、どこの学校も特徴があって魅力的で、とても、迷う…(;´∀`)私は最終的に、自分がまず絶対にやりたいことがある場所で始めることにしました。便利さとか、仕事のこととか、つい現実的なことを考えてしまうのですが、何をしたくて行くのか?を考えたら自分は冒険がしたくて行くんだから、とりあえず直観に従ってみたらいいんじゃない?お金稼ぐために行くわけじゃないし、せっかくなんだから状況に身を任せてみてもいいんじゃない?行き当たりばったりもたまにはしてみたらいいんじゃない?ということで、クイーンズタウンからスタートすることに決めました。なんだかんだ、惹かれていたんです。クイーンズタウンに!(^▽^)/自分は大自然の中での生活に憧れていたこと、トランピングコースが充実していること、「世界の冒険都市」と言われるほどアクティビティが充実していること、小さな町だけれど世界中から人々が訪れる活気ある場所であることなどが、決め手となりました。

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レイクワカティプ にて (クイーンズタウン)

 

 何をしたいか?

 

  1. まず絶対したいのはトランピング!
    私はニュージーランドの一番の魅力は自然だと思っていて、人々の生活と自然やアクティビティが密接であることがワーホリの目的地となったポイントでした。森や山の中をてくてく歩く、これがニュージーランド流のトランピングですが、この国の素晴らしいところはそれが国中に張り巡らされていて、DOCという機関(Department Of Conservation ニュージーランド自然保護局)に保護されているということ。この機関が国土の約3分の1を占める国立公園やキャンプ場、自然保護地域を管理しているので、本当にどこに行ってもトランピングを楽しむことが出来ます。

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    DOCの看板。これを見つけるとホッとする。

    ニュージーランドのトランピングには大きく分けてグレートウォーク(the great walks)とそれ以外のショートウォークなどがありますが、グレートウォークはDOCによりその景観が特に美しいと定められているもので、全て歩くのに数日を要する(宿泊を伴う)ため、山小屋(Hut)に泊まるための宿泊料が必要になります。ハットは完全予約制であり、特に「世界一の散歩道」とも呼ばれ世界的に人気のあるミルフォードトラック(Milford track)などは、半年前には予約が一杯になるほどです。現在、北島と南島合わせて9つのコースがありますが、私はこのミルフォードトラックだけは絶対に逃がせないと思ったので、こちらは日本にいる間に予約をしていきました。それ以外にも、歩きたいトランピングコースはピックアップして行きました。

  2. ニュージーランドはアクティビティ天国!
    私は日本にいるときから登山をはじめアクティビティが大好きで、パラグライダーやスキューバダイビング、カヤックやラフティングやスノーシューなどを楽しんでいましたが、ニュージーランドも言わずと知れたアクティビティ天国!国中で多彩なアクティビティが盛んなので、これもマストでした。
    最初に訪れることになったクイーンズタウンではトランピングやジェットボードが有名で、星空のとてもきれいな場所もあったので星空の撮影をしよう!テ・アナウやワイトモでは洞窟探検が有名なので行ってみよう!北島のタウポではラフティングで有名な場所があるから、そこはおさえよう!といった具合です。

  3. 写真は欠かせない!
    こんなに自然豊かな国だから、写真は必須です。私はもともと写真が大好きで、写真に関わる仕事をしていたりもするので、ニュージーランドでは絶対撮りたい景色というものがたくさんありました。当初はこういったブログに起こすことは考えていなかったのですが、本当にきれいな場所が多くて、これを自分の中に閉まっておくのはもったいない!ということで今更ブログにしていますが…本当に、被写体の宝庫です。(住みたい…´;ω;`)
    トランピングとともに写真撮影の場所としてぜひともおさえたかったのが、ミルフォードトラックはじめ、国内最高峰のアオラキ・マウントクックターコイズブルーの湖とルピナスで有名なテカポ、紅葉の素晴らしいワナカや、違う惑星を思わせるトンガリロ国立公園、のんびりとした海沿いの暮らしネルソンなどなど…。本当に、1年では撮りきれないくらい、美しい場所で溢れている国でした。

 

 ワーキングホリデーについての情報収集

 

 ワーキングホリデーをするにはまずどうしたらいいか。これも上記の本やwebページ等を参考にしましたが、ここで重要なのは留学エージェントを使うかどうかです。ワーキングホリデーは基本的にパスポートとビザ、航空券があれば行くことは出来ます。それを自分で手配すればいいわけですが、無料で様々な援助をしてくれるエージェントはたくさんあり、これを使うのも手だと私は思います。私の場合は、まずは語学学校に行きたかったので、その手続きを無料でしてくれるところを選びました。私がお世話になったのはASAC https://asac.co.nz/  というエージェントです。
こちらのエージェントは無料で学校やホームステイの手配をしてくれて、日本にも現地にも日本人スタッフ在住のオフィスがあり、困ったことは親切に何でも対応してくれるとても良心的なエージェントでした。日本の大手エージェントはニュージーランドに特化していなかったり、有料サポートが多かったりもするのですが、ASACは必要最低限のことを全て無料でサポートしてくれるうえに、スタッフはみんなニュージーランドのワーホリや留学経験者というのでとても心強い!無料サービスはたくさんありますが、私が個人的に助かったのは、カウンセラーさんが無料で渡航前の不安や疑問を解消してくれたこと。いつでも親身にメールで相談にのってくれたので、お金のことや保険のことでも大変お世話になりました。また、私はワーホリ中に一時無料で荷物を預かってもらったことがあり、車を手放した後で離島に遊びに行った時だったので、とても助かりました。
語学学校も、英語が出来れば自分で手配することも出来ますが、私はそこまで英語力がなかったので、最初は安心してスタートしたいと思い利用することにしました。(無料ですし! )ついでに在学期間中のホームステイもこちらの希望を考慮して手配してくれたので、異国での生活をスタートするにはとても良いと思います。

 

英語の勉強

 

これは時間のある限りやっておいた方がいいと思います。私はそれ以前から海外旅行に興味があり英語を勉強してはいたのですが、ワーキングホリデーを決断してからちょうど1年ほど、コツコツと学習していきました。語学学校に通うつもりではあったのですが、異国での生活はやはりサバイバルです。行きの飛行機の中でどんな緊急事態があるかもわかりません。(実際私は思いがけない事態に巻き込まれました!!それについては後ほど…(;'∀')友達をつくるにしても、買い物やアクティビティをするにしても、簡単な英語でも使える・分かるにこしたことはないです。
私の立てたスケジュールは以下です。

  • 英文法の総復習。まず学生時代の教科書を総復習。また一冊で文法を復習できる、安河内哲也さんの「ゼロからスタート英文法」も隅々まで学習しました。これはわかりやすくシンプルで、一気に重要な文法を学習出来るので良かったです。文法は、出来る限り日本にいるうちに日本語で学習するのがいいと思います。やはり英語の説明だと細かなニュアンスや意味合いの違いで誤解して覚えてしまうこともあるので…。現地では、それをふまえて使いまわしや応用を学習するのが精神的にもベストです。
  • 単語帳で語彙を増やすこと。多ければ多いほど良い。
  • 旅行英会話の学習。初級者であれば、ある程度とっさに使える英会話の学習はかなり意味を成すと思います。私はJリサーチ出版の「ネイティブ厳選 必ず使える英会話まる覚え」という本を学習しました。挨拶に始まり天気、ホテル、観光、食事、趣味、病気など場面ごとに使える英会話がピックアップされていて、そのまま覚えるだけでかなり使えました。
  • リスニング力を上げる。ある程度耳が慣れていた方がいいので、洋楽を聞いたり映画を観たりテキストで勉強したり、出来ることはしておいた方がいいです。私はテキストでは同じくJリサーチ出版の「魔法の英語 耳づくり」を使っていました。今はYoutubeなどでもかなり使えるコンテンツがあるので、そちらで対策もいいかもしれません。
  • NHKの「おとなの基礎英語」を毎朝学習。この番組は平日の朝放送されていて、テキストを書店で購入し番組を見ながら勉強していました。レベルでいうと中学英語程度なのですが、旅行や日常生活で使えそうな表現ばかりで、それを言葉通り全て「丸暗記」したことで、日常生活でものすごく困ることはありませんでした。番組自体もとてもおもしろくて、毎日続けるには最適な内容でした。この学習が最も効果的だったかもしれません。
  • 好きな洋楽や映画を「全て書き写し」「全て丸暗記」。これは週末や時間のあるときにやっていましたが、音楽や映画はネイティブの発音や実際の会話、言い回しに近いものがあると思うので効果的です。「好きな」タイトルであることが重要です。興味のないものはやはりなかなか続きません。内容が頭に入っているものの方が、英語もすんなり入ってきやすいです。少々ストイックではありますが、「全て覚える」ことで実際同じ場面に出くわしたときにスッとでてくるので、あとはそれを応用させたりしていかに自分のものにするかです。
  • 英語で日記を書く。学習したことをアウトプットするのには効果バツグンです☆日常の風景や目にしたものを、その都度頭の中で英語にしてみるのもおすすめです。

また、ニュージーランドに行く場合はイギリス英語の聞き取りに慣れておくことも必要です。ネイティブの発音はアメリカンイングリッシュとは違うこともありますので、イギリスの映画や音楽などを活用することもおすすめです。

 

お金の準備

 

これは言わずもがなですが、やはり精神的な余裕のためにはある程度の貯蓄が必要です。渡航にあたって必要なものがいろいろあり、それらを購入する分の他に完全に現地で使える分として私は目標を100万円と設定しました。毎月少なくとも10万円をなんとかして貯めようと決め、そのあとは…極貧生活が続きましたが(^^;)これもニュージーランドのため!と割り切りなんとか目標額を貯めることが出来ました。現地で何をするかにもよりますが、仕事をするのであればこのくらいあれば日常生活や旅行を楽しみながら暮らせますし、仕事をせずに余暇だけに使うようであればもっと余裕があるにこしたことはないですね('ω')あまり余裕がない状態で行くと、せっかく「ホリデー」に行っているのにお金を稼ぐことが目的になってしまっては、もったいないですね。当然、日本で稼ぐより選択肢や賃金の面で分が悪いでしょうから、お金はできるだけ日本で蓄えてから行きましょう。

 

このあたりが、だいたい1年前からやり始めたことです。海外での生活って「決める」ことが本当に多くて、私はそれに結構時間を費やしました。(優柔不断なので…笑)
だいたい決めてしまえばあとはそれに沿って細々と準備していくだけなので、最初が肝心!大変だけど、海外での生活を考えるのって楽しいですね♪