ニュージーランドでトランピング 3泊4日ミルフォードトラックを個人で歩く~4日目+クルージング~
こんにちは パコです^^
ミルフォードトラック個人ウォーク、4日目と最終日のミルフォードサウンドクルーズについての冒険記です♪
Summary
ミルフォードトラック4日目 ダンプリンハットtoサンドフライポイント
3泊4日の個人ウォーク4日目は、ダンプリンハットを出てほぼ緩やかな下り坂を歩き、フェリーの出るサンドフライポイントまでの18キロ約6時間のコースです。
この日はひたすら森の中を歩きます。距離が長いので自分との闘いになります。(笑)
特にキツいポイントはありませんが帰りのフェリーの時間に間に合うように、時間を逆算して歩き始める必要があります。ミルフォードトラックは船に乗らなければ脱出出来ない陸の孤島なので、乗り過ごすことのないよう、注意が必要です。
私たちは同じ15時のフェリーを予約していたので、乗り遅れないよう8時には山小屋を出発。この日はアーサー川のほとりを歩いたりマッカイフォールズという滝を眺めたりつり橋をいくつも渡ったりと見どころはいくつかあるのですが、朝からずっと雨が降り続いたため、なんと写真がないΣ( ̄ロ ̄lll)モウシワケナイ…
途中休憩ポイントもいくつかあり、既に顔見知りとなっている40人とところどころで会話をしたり。
でも雨なので、しかも4日目なので、早く着いて何よりシャワーを浴びたい!という気持ちが勝っていたのも事実。(^^;)
滝や川を眺めながら、ゴールを目指します。
そして
やっと・・・
ついに・・・
ゴ~~~ル!!!!!
ワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
いやぁ、長かった!!
でも・・・楽しかったぁ(*´▽`*)
今までの人生で、53.5キロも歩き続けたのは、初めてのこと。でも、一人じゃなかったからやりきれた。一人じゃなかったから楽しかった。
このあとフェリーに乗り対岸のミルフォードサウンドまで30分ほどの船旅になりますが、それはここで出会った友との最後の時間も意味していました。4日も山歩きをともにすると感慨深いものがあって、船の中で一緒に涙したのを覚えています。
最高だったなぁ、ミルフォード。
両手両足と顔の数十か所の虫刺されと、見たことのないほどの大きな足のマメ、バッキバキになった肩の凝りもいい思い出。ガスコンロをいとも簡単に使えるようになったことや、秒でパッキングが出来るようになったこと。数日シャワーを浴びなくても土砂降りの雨の中でもめげずに歩けるようになったこと。いろんなことを「まぁ大丈夫でしょ」と思えるようになったこと。何より、かけがえのない友情を手に入れたこと。
ただ4日間歩いただけだけど、得たものは本当に大きかったなぁ。
自分の「出来ない」ことや弱い部分と嫌でも向き合わなければいけない瞬間が、何もない山の中では幾度となく訪れました。それでも、一人じゃ辛いだけだったかもしれない数々のことを、笑いや思い出に変えてくれた友達への感謝は計り知れません。
一人の山歩きも大好きだけど、何か、新たなことをまたひとつ学んだ気がした3泊4日の旅でした。
この日は夕方にミルフォードサウンドの埠頭に着き、予約してあったミルフォードサウンドロッジに宿泊しました。( www.milfordlodge.com)
出典:tripadviser
久しぶりのちゃんとしたベッド!トイレにシャワーに洗濯!!そしておいしいごはん(*´ω`*)そんな当たり前のことが本当にありがたく、心と体にしみました。
今夜はここでたっぷり休んで、明日はミルフォードサウンドクルーズでこの旅を締めくくります^^
翌日。このロッジは主要施設の集まっている場所から1.5キロほど離れているので、無料の送迎バスを利用しました。歩いても行けますがさすがに疲労もあったのでバスを使うことに。
私はクイーンズタウンでサザンディスカバリーズ(Southern discoveries)のエンカウンターという2時間のコースを予約していました。ミルフォードサウンドの桟橋から出て、入り江の入口まで行き戻ってくるコースです。氷河によって削られそそり立ついくつもの山々、原生林から流れ落ちてくる滝や、オットセイなどの野生動物を間近に見ることが出来ます。
クルーズは他にもリアルジャーニーズ(Real Journeys)など数社が催行しています。
天気は曇り空でしたが、これまでの山行で既に満足していた私にとってこのクルーズはおまけみたいなものだったので、全然オッケー(^^♪この中を歩いてきたんだなぁ…という感傷に浸れればよかったので(笑)でも、ワクワク(*´▽`*)
断崖絶壁やいくつもの滝を眺めながら、船が進みます。
崖のスレスレを通ったりするので、けっこう迫力がありました!
やがて、岩の上でゴロゴロしているたくさんのオットセイが見られます(^^)/
途中、スターリンフォール(Stirling Falls)という落差155m、フィヨルドランド屈指の水量を誇る滝の下で停泊します。すぐ近くまで行けるというのがこのツアーの推しで、私も例のごとく濡れてみました。
帰りにはペンギンに会えるポイントも^^
とても幻想的なミルフォードサウンドを楽しむことが出来ました!
この後は、ミルフォードサウンドを15:10に出るインターシティのバスに乗り、帰路に着きます。クイーンズタウンに着いたのは夜の9時を周っていました。
家に帰ると、「疲れた体にはラーメンに限るやろう」と言って日本人宿主タカさんがラーメンを用意してくれていました。さすがクイーンズタウンの山男、分かってらっしゃる!!なつかしいラーメンの味と温かいスープが、歩き続けた体と寂しさを残した心にしみわたりました(*´ω`*)
3泊4日、53.5キロ。奥深い苔の森と静寂。質素な食事とサンドフライの襲撃。山小屋での短い夜と人との出逢い。日常ではなかなか巡り合えない貴重な体験や感動が、きっと待っています。ニュージーランドを訪れることがあったら、ぜひこのミルフォードトラックを歩いてみてください。
ほんと、ミルフォードトラック、最高!!!でしたヾ(*´∀`*)ノ
これでパコのミルフォードトラックは終わりますが、ニュージーランドの冒険記はまだまだ続きます。お時間あれば、是非また覗いてみてください♪
お読みいただきありがとうございました(*- -)(*_ _)